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『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(ワンピース フィルム ストロングワールド)は、2009年12月12日に公開された日本のアニメーション映画。漫画『ONE PIECE』を原作としたテレビアニメの劇場版第10作目。 第34回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。アヌシー国際アニメーション映画祭およびオタワ国際アニメーションフェスティバルコンペティション部門公式出品作品。 == 概要 == 『ONE PIECE』アニメ放送10周年記念作品にして、劇場版シリーズ初の原作者・尾田栄一郎によるストーリー。尾田はスタッフ側に映画のシナリオを依頼され1度は断るが〔ONE PIECE 巻五十五 P.192〕、「主題歌がMr.Childrenだったら頑張る」という条件を出し、主題歌が決まるまではそれを信じて製作していた〔ONE PIECE FILM STRONG WORLD パンフレット〕。その結果、主題歌はMr.Childrenの書き下ろし曲に決定した。その後尾田がコスチューム・クリーチャーデザインの仕事も進めていく内に、最終的に製作総指揮を務めることとなり、全ての要素に尾田のチェックが入るようになった。 さらに尾田の希望で、監督には同作品のテレビアニメにおいてシリーズディレクターを2006年10月から2008年9月の放送分までを担当した境宗久が、オープニング音楽には小西康陽が、金獅子のシキの声優には俳優の竹中直人が起用された。 当初は2009年3月公開予定だったが延期され、その後12月公開となった。公開日が延期されたのは、尾田が1度書きあがったシナリオを捨てて、すべて書き直したため〔ONE PIECE 巻五十六 P.211〕である。製作初期の段階では、『クリスタル航海記』と銘打たれた原案が完成。この時点でシキなどの主要な敵はすでに登場していた。内容はナミの知られざる過去が明らかにされるなど、複雑な人間事情がからみあう感動物語だったらしい。だが、原案を仕上げた尾田が、「少年をワクワクさせるものにしたい」と大幅な改訂を決意。現在のストーリーへと修正が行われた〔ONE PIECE 巻零 P.077〕。 本作は、尾田自身がストーリーを書き下ろし製作総指揮も務めたことから、それまでのアニメオリジナルや劇場版と比較して原作との関係性が深い。本作のボスキャラである金獅子のシキの名が映画公開や第0話より先駆けて本編に登場していることなど、「原作者である自分にしかできないこと」を念頭に製作を行ったと尾田自身が語っている〔雑誌Switch 2009年12月号 インタビュー記事〕。公開直前時期には週刊少年ジャンプの2009年53号、2010年1号、2号にて3号連続雑誌表紙・巻頭カラーを飾り、53号には本編と共に後述の「0話」が掲載された。また、尾田が多忙になったため本編を休載することも多かった。0巻での作者コメントでこのエピソードは「ルフィの17歳最後の冒険」とされている〔映画公開後、本編は『最後の海 新世界編』に移行し、作品内で2年が経過したため、ルフィは19歳になった。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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